こんにちは。
設計のYSです。
自分が住むお家を考えるとき
数ある中の一つとして
暮らしの動線や、使いやすい間取りのことを考えるのではないでしょうか
![](https://rustic-factory.jp/wp-content/uploads/2022/08/job_kenchikuka_woman.png)
住宅雑誌や、間取りの本に書いてある図面や写真を見ても
自分の暮らしに落とし込むのは中々難しい部分。
それはプロでも簡単なことではありません。
日はどこから差すのか
敷地のどの部分から家に入るのが良いのか
リビングやダイニングはどこに配置すれば気持ちが良いか
庭はどっち?
丁度いい高さは?
解放的だけど視線が気になる
など、すべてがお互いに影響し合うからです。
![](https://rustic-factory.jp/wp-content/uploads/2022/08/bg_ryokan_hiroen.jpg)
そして
住まい手のライフスタイルや
土地などの周辺環境というものは
一つとして同じものはなく
綺麗なお手本があってそれを真似すればいい
というわけにはいきません…。
好きな間取りや外観の形を
そのまま敷地にポンっと置くことはできない
ということですね。
![](https://rustic-factory.jp/wp-content/uploads/2022/08/earth_nature_futaba.png)
植物や動物のつくりなど
自然界にあるもの全ての形に意味があるように
家の外観や間取りにもきちんとした理由があります。
ただ本質を考えないままに
真似をしてしまったりすると
なんだか薄っぺらくなってしまったり
使いづらくなったり
長持ちしなかったり
周囲から浮いた存在になってしまったりと
不自然に出来上がってしまいます。
![](https://rustic-factory.jp/wp-content/uploads/2022/08/warabukiyane.png)
屋根の形や
敷地に合わせて外壁が斜めになっていたり
外からの視線を遮る為の塀や
夏の日を遮るための軒の出
こうした必然的にそうなったものは
じわじわとにじみ出る美しさが生まれたりします。
大切なことは
自分が何が好きで何が嫌なのか
どのような暮らしがしたいのか
どのような土地、環境に暮らしたいのか
そういった物語を日々蓄えておくこと
そして、その思いを共有してくれる設計士、会社を探すこと
これに尽きるのではないでしょうか。
素敵なお家づくりの参考になれば幸いです。
それでは。